赤蜻蛉/33

知らない内に巴はおしのを傷つけていたのかも知れない。




「ごめんなさい。でも、きっとちゃんと選ぶから・・・・・」

囁くように呟いて、巴は洗い籠を持ち上げた。



すいっと川面を赤蜻蛉が通り過ぎた。

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