赤蜻蛉/16

「・・・随分お話が弾んでいるようでしたね」

昼餉の時、巴は無表情で訊いてきた。
だがその奥底に刺々しいものを感じて 剣心はろくろく食べ物が喉を通らない。

「・・・勝手に何かしゃべっていくんだ。
 俺だって・・・面食らってる・・・」

辛うじてそれだけ言うとそそくさと食べ終えて 立ち上がる。
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