赤蜻蛉/5

「へえ、おしのちゃん親子がわざわざ食べ物を?」

その日の夕餉時、巴がおしののことを話すとあどけない顔をして剣心が答えた。
時折彼が見せる子供っぽさが巴は好きだった。
ここに来てどんどん新しい表情を彼は覚えてゆく。
少しばかり羨ましく思いながら、巴は彼の言葉に頷いた。

「おばさんにはこの村のことをいろいろ教えてもらったし、 本当に助かります」
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