夢魔/1

まさかこんな形になるなんて思わなかった。

自分の傍らで眠る男(ひと)を見て思う。
規則正しい寝息。
まるでちいさな子供のような表情(かお)。
ああ、そういえば彼はめっきり眉を顰めることが少なくなった。

・・・彼はあの橋の上で、私を必要だと言ってくれた。
その時私はまだ半信半疑だったけれど。
真実(こたえ)はすでにこうして私の目の前にある。
―――彼は、確かに変わっていった。
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